ナベリヲログ

りゅうおうのおしごと! 1~13巻を一気読みした

2018年にりゅうおうのおしごと!のアニメの放送が始まりました。
僕は毎期のはじめに全アニメをリストアップして見るタイプなので、そのとき初めてりゅうおうのおしごと!の存在を知り、そして登場人物である「空銀子」のビジュアルを見てあまりのかわいさに一発で「今期の覇権アニメやん・・・」となってしまったものです。

蓋を開けて見るとキャラデザや作画が良いだけではなくしっかりと将棋アニメとしても熱い展開で、僕の中で総合的に本当に面白い作品の一つになったと記憶しています。

ただアニメでは、この作品における真のヒロインが誰なのかというところが最後まで見えず、あいちゃんなのか天衣ちゃんなのか銀子なのか桂香さんなのか、最後までもやもやしたまま終わってしまった感があるのでそこはずっと気になっていました。
気になっていたので原作を読もうとは思っていましたが今まですっかり忘れており、つい先日やっと原作の1巻を読んでみたところめちゃめちゃ面白かったので一気に既刊13巻全て読んでしまいました。

なのでその感想をつらつらと書いていきます。
特にネタバレとかは気にせず書くので嫌な人はここで閉じるのが良さそうです。

姉弟子推しで本当によかった

アニメでやったストーリーは原作でいうところの5巻までで、6巻から先がアニメの続きの話となります。
6~10巻までの間はマイナビ本戦をやったりそして見事に1位になった天衣ちゃんが姉弟子(空銀子のこと)とタイトル戦をして激戦を繰り広げたり清滝師匠が老いてなお一皮向けたり山城桜花戦で月夜見坂さんと供御飯さんが激戦を繰り広げたり JS たちが大会に参加したり、みどころがめっちゃあってとにかくもう熱いんだけれど、個人的には11,12巻が本当に最高でした。

アニメ時点では姉弟子は2段で奨励会では4段になるとプロになれるので姉弟子はとりあえず4段になって史上初の女性プロ棋士になることを目指していたわけですが、11,12巻はその姉弟子の挑戦が中心となる話でした。
基本的にはずっと辛い思いをしながら読むことになる感じでした。姉弟子は本当に厳しい戦いをずっとしていて、その中でこれまで語られなかった姉弟子と八一の過去が出てきたり将棋のプロになることの厳しさだったり、とにかくもしかしてこれ最悪の結末あるかもな?となるような展開で気になって仕事が手につかないレベルでした。

それでも最後の最後には本当に姉弟子を推していてよかったという気持ちになる最高の展開が待っていたので信じて読み続けて本当に良かったです。
姉弟子愛おしい…。僕の中の最強ヒロインの一角に躍り出る勢いでした。

恋愛模様がとても良い

この作品はラノベではあるけれど、将棋の話はめっちゃしっかりと描かれるので、もともとそれぞれの駒の動かし方くらいなら知ってるってレベルだった僕がわりと将棋の色々に詳しくなったのがすごい。
そしてそんな風に真面目にやりつつもしっかり中心に登場人物の恋愛模様も入ってくるし、そしてそれがめっちゃ初々しい感じなのが読んでいてとても癒されるので現実社会で荒んだ心を回復させてくれます。

14巻から最終章に入るらしい

13巻のあとがきで14巻から最終章に入ると書かれていました。
メインヒロインっぽい出方をしつつもそこまでフィーチャーされなかったあいちゃんが中心の話になるんじゃないかな~とは予測しているのですが、とはいえもう恋愛パートとしては八一には姉弟子以外の女性を見てほしくないという個人的な気持ちがありあいちゃんとは今後もしっかり師匠と弟子としての関係性を保ったまま進んでほしいと願ってやまないですね。

とにかくスポ根としてもラブコメとしても非常にクオリティが高いりゅうおうのおしごと!、今後も楽しみですね。おしまい。

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